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Kindle出版は印税だけで考えない。一冊を仕事につなげる2つの方法

Kindle本をたくさん出して、印税を積み上げる。そうした収益の作り方を聞いたことがある方も多いと思います。

でも、僕が出版を続けてきて感じている価値は、売れた本の印税だけではありません。本を読んだ方が講座に参加してくれたり、出版の相談をしてくれたり。その後の出会いや仕事まで含めて、一冊の役割を考えています。

今回の動画では、KDPのタイトル数制限をきっかけに、僕自身の経験と、出版を仕事につなげる二つの方法をお話ししました。

動画で見る:印税の先にあるKindle出版の使い方

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KDPの「週2タイトル」は、何の制限なのか

2026年9月21日(月)から、KDPで新しく作成できる本は、1週間あたり各フォーマット2タイトルまでに変更されました。KDP公式コミュニティの日本語のお知らせに、適用開始日が明記されています。現在は、新規タイトルの作成と初回の出版申請に、それぞれ週2タイトルの上限が設けられています。

電子書籍・ペーパーバックなど、形式ごとに適用され、既に申請したタイトルの更新は申請上限の対象外です。詳しくは、日本語のKDP公式ヘルプ「本の作成」をご覧ください。

動画では、週10タイトルから週2タイトルへの変更を取り上げました。一冊ずつ時間をかけて制作する方には、直接の影響が小さいこともあるでしょう。一方、冊数を増やし続けることを前提にしていたなら、計画を見直すきっかけになります。

僕がここで考えたいのは、「何冊出せるか」だけでなく、「一冊をどう役立てるか」です。

僕の約8年間の印税と、出版から生まれた仕事

動画で紹介した時点で、僕はKindle本を20冊出版し、Kindle総合ランキング1位を5回経験しています。その約8年間に受け取った印税は、ざっくり約150万円でした。

ありがたい収入です。ただ、これだけを目的にして「Kindle出版で稼ぎましょう」と、僕は勧めていません。

一方で、読者が講座に参加してくれたり、出版を依頼してくれたりして、出版を起点に生まれた売上は1億円を超えています。これは僕自身が動画内で紹介した経験で、印税と事業の売上をそれぞれ示したものです。利益や、誰もが得られる成果を示す数字ではありません。

僕にとって大きかったのは、本を読んでくれた方との接点が生まれたこと。だから、印税の金額だけで一冊の価値を判断するのは、もったいないと感じるんです。

方法1:自分の商品やサービスを知ってもらう

コンサルタント、コーチ、講師、デザイナーなど、自分の商品やサービスを持っている方なら、その専門分野を本にまとめる方法があります。

読者の悩みに答えながら、どんな考え方で仕事をしているのかを知ってもらう。「この人の説明はわかりやすい」「自分の悩みも相談できそうだ」と感じてもらえる内容を目指します。

そのうえで、著者の活動や関連する情報を確認できる場所を整える。本、ウェブサイト、相談というつながりを、読者の立場から見直してみてください。

たとえば500円の本を100冊販売すれば、販売価格の合計は5万円です。著者が受け取る印税はそこから別に計算されます。一方、その本をきっかけに30万円のサービスを依頼されることも考えられる。これは計算上の例ですが、どの数字を見て出版を評価するかは変わりますよね。

販売冊数に加え、どんな問い合わせが来たか、何の仕事につながったかを記録しておくと、本の役割が見えてきます。

方法2:自分の出版経験を、誰かの出版を支える仕事にする

「まだ自分の商品がない」という方には、出版のサポート自体を仕事にする道もあります。

まず自分で一冊を作り、企画、原稿、表紙、出版登録、告知までを経験する。その過程で、どこに迷い、何を調べ、どう進めたのかを振り返ってみるんです。

次に、「本を出したいけれど、一人では進められない」という方を支える。著者の話を聞き、テーマや目次を整理し、必要に応じて編集者やデザイナーと連携しながら制作を進めます。

これが、僕たちが取り組んでいるKindle出版プロデュースという仕事です。一冊出したらすぐに何でも請け負えるわけではありません。担当できる範囲を確かめ、料金や納期、役割分担を決め、約束した仕事を届ける力を身につけていきます。

Kindle出版プロデューサーとは?仕事内容と始め方を見る

冊数よりも、読者に届ける内容と出版後の使い方を

タイトル数に制限があるから、Kindle出版に価値がなくなるとは思っていません。僕はむしろ、一冊に向き合う理由がはっきりしたと受け止めています。

誰の、どんな困りごとに答えるのか。読み終えた方に、何を持ち帰ってもらいたいのか。そして、もっと知りたい方が次の情報を見つけられるか。

本を読み終えた方が、著者の考え方や仕事をもっと知りたいと思ったとき、次に読める記事や相談できる場所を用意しておく。一冊をきっかけに生まれた関心を、その後の出会いにつなげていきましょう。

自分の商品があるなら、本を通して仕事を知ってもらう。出版の経験を仕事にしたいなら、誰かの一冊を支える力を育てる。あなたが取り組みたいのは、どちらでしょうか。そこから出版の目的を考えてみてください。

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