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信用と信頼はどう違う?Kindle出版とWebで「あなたにお願いしたい」を育てる

毎日SNSに投稿しているのに、問い合わせにつながらない。相談には来てもらえるけれど、最後は価格で比較されてしまう。そんなとき、僕が見直してほしいのは、発信する情報の量よりも「自分のことをどう知ってもらっているか」です。
何をしてきた人なのか。なぜ、この仕事をしているのか。この人に相談したら、どんなふうに向き合ってくれるのか。そうした判断材料を、本とウェブサイトで伝えていく方法を動画でお話ししました。
動画で見る:信用と信頼を育てるパーソナルブランディング
「信用」と「信頼」を分けて考えてみる
僕はビジネスを考えるとき、信用を「過去の仕事や実績をもとにした評価」、信頼を「これからの関わり方や人柄への期待」と整理しています。
たとえば、実際に担当した仕事、出版した本、お客様からいただいた声は、依頼を検討するための材料になります。一方で、「この人なら悩みを話せそうだ」「うまくいかないときも一緒に考えてくれそうだ」という気持ちは、数字だけでは伝わりません。
実績の紹介と、仕事への姿勢。その両方が見えることで、相手は自分に合う依頼先かどうかを考えやすくなるんです。
数字の大きさだけで勝負しない
実績を伝えるのは大切です。ただ、件数や売上だけを並べると、もっと大きな数字を持つ相手との比較になりやすい。
だからこそ、どんな人の、どんな悩みに向き合ってきたのかまで伝えてみてください。担当した範囲、工夫したこと、うまくいかなかった点。その具体性が、「自分の場合も相談できそうだ」という判断につながります。
まだ仕事の実績が少ないなら、経験したこと、学んだこと、自分で試した過程から始めればいい。持っていない実績を大きく見せる必要はありません。
ウェブサイトを、自分の仕事がわかる拠点にする
SNSは出会いのきっかけをつくる場所です。でも、過去の投稿をさかのぼって、経歴やサービス内容を調べてもらうのは大変ですよね。
ウェブサイトには、プロフィール、提供しているサービス、書籍、事例、問い合わせ先をまとめておく。興味を持った人が、自分のペースで確認できる場所を用意するわけです。
以前の僕は、個人ならSNSだけでも十分ではないかと考えていました。今は、本や動画で知ってくれた方が、仕事の内容を確かめられる拠点としてウェブサイトを大切にしています。
まずは、自分が初めて訪れた人だったら何を知りたいか。その視点でページを見直してみてください。
Kindle本には、ノウハウと「その人らしさ」を一緒に残せる
短い投稿だけでは、経験や考え方の背景まで伝えきれないことがあります。本なら、一つのテーマを順序立てて説明しながら、そこに至った失敗や気づきも書けます。
「この方法を試してください」だけで終わらず、なぜその方法を選ぶのか、どんな場面では向かないのかも伝える。そうすると、読者はノウハウと一緒に、著者の判断の仕方にも触れられるんです。
もちろん、本を出しただけで専門性が保証されるわけではありません。読者の疑問に答えられる内容をつくり、情報を確かめ、読みやすく整えることが土台になります。
「誰のための一冊か」を、経験の掛け合わせから考える
書くテーマが見つからないときは、得意なことと、自分がよく知っている相手を組み合わせてみましょう。
- 営業の経験 × 人見知りの方がつまずく場面
- SNSの運用経験 × 地方のお店が抱える集客の悩み
- サービス業の経験 × お客様への気配りや仲間との関わり方
ただテーマを狭くするのではなく、その読者にどんな説明が必要かを考えます。タイトルや表紙でも、誰に向けた本で、何を扱っているのかが伝わるようにしましょう。
うまくいった話だけでなく、何に迷い、どう考え直したのかも材料になります。自分にとっては当たり前の経験が、同じところで困っている人の助けになるかもしれません。
読んだ後に、もう少し知りたい人のための道をつくる
本を読んで興味を持った方が、関連する解説や著者の活動を確認できるようにしておく。本とウェブサイトを組み合わせるとき、僕が意識しているのはこのつながりです。
記事や動画で理解を深めてもらい、必要があれば相談先を見つけられるようにする。いきなり商品を勧めるより、読者が今知りたいことに応える順番を考えます。
読んだ方が「この人の考えをもっと知りたい」と感じたときに、次の情報へ迷わず進めること。その小さなつながりを、本とウェブサイトの間に用意しておきましょう。
まず、自分を知ってもらう材料を整理する
発信を増やす前に、「何をしてきたか」「なぜ続けているか」「誰の役に立ちたいか」を一度書き出してみてください。
それをプロフィールに載せるのか、一つの記事にするのか、本としてまとめるのか。伝える内容が見えると、必要な場所も決めやすくなります。
僕が本とウェブサイトを使って伝えたいのも、知識だけではありません。その先で出会う方に、仕事への考え方や人柄まで知ってもらいたい。そこから「あなたにお願いしたい」と言ってもらえる関係を育てていきたいと思っています。


